(26)シンデレラのフェアリーテイル・ホール


BY 皐月マイ
トゥモローランドでバーナビーが思う存分買い物を楽しんだその後、4人はディズニーランドの中心部――シンデレラ城へと向かって歩いていた。
昨日からシンデレラ城の存在を気にしていたアンドレアが、いつもの大人びた話し方をすっかり忘れて「ねぇ行くの? とうとう行くの? 次の予定までの時間はどのくらいあるの?」としきりにライアンへと話しかけている。まるでウキウキと心躍らせて父親を質問攻めにする子供のようだ、とバーナビーは冷静になった頭で思った。

「ああ、お待ちかねだな」
「待ったわよ、今か今かとね」
「1時間くらいは居れんじゃねーかな。中はそこまで広く無えし、じっくり見れると思うぜ」

ライアンのその返答に、アンドレアは満足げにニヤリと笑った。
外から見るだけでも非常に美しいこのシンデレラ城、実は世界各国にあるディズニーリゾートごとにデザインが異なるのだ。
そもそもシンボルであるお城を「シンデレラ城」と銘打っているパークは、この東京ディズニーランドとアメリカにあるウォルト・ディズニー・ワールドの二箇所だけ。その他のディズニーランドにあるお城が何なのかというと…眠れる森の美女に出てくる、通称「オーロラ城」だというのはあまり知られていない。

得意げにそう話すライアンの講釈を聞きながら、シンデレラ城の真下にある通路を歩く4人。
お城の下を潜り抜けられるように開けられている通路も、シンデレラ城に負けず劣らずの作りこみが成されていた。
通路の両脇の壁には美しい色使いのモザイク壁画が描かれており、鮮やかなガラスによって象られた絵が光を反射してキラキラと輝いている。

「まぁっ…! すごくキレイじゃない!」
「確かに見事ですね。美術品としての価値もありそうだ」

じっくりと壁画に見入るバーナビーとアンドレアに、ライアンとガブリエラがウンウンと頷いた。

「これ、実はシンデレラのストーリーをなぞってるんだぜ」
「本当だ…あっちでガラスの靴を履いてますよ」
「ディズニー映画のシンデレラとは少し違いますが、これも素敵なのです! とても素敵!」

ライアンやガブリエラの言うとおり、壁画を良く見るとシンデレラのストーリーをギュッと凝縮して数枚の壁画にしたかのようなストーリーが詰まっていた。
意地悪なすまし顔をした継母と、それにおびえるような様子で掃除に明け暮れるシンデレラ。
そんな彼女が美しく輝くガラスの靴を履いているシーンもしっかりと描かれている。

「ちなみに、ここにある隠れ家みてえな店だが」
「まさか…シンデレラ城の下にあるって事は…」
「シンデレラだけじゃなく、色々なディズニーキャラクターをモチーフにしたガラス工芸品やらアクセサリーやらを取り扱ってる店だ」
「インテリアですが、ガラスの靴も売ってますよ! とてもキラキラなのです!」
「ガラスの…靴…!」

迫真の表情で固唾を呑むアンドレアは、壁画の間にちらりちらりと見え隠れする店内が気になってしょうがないようだ。ディズニープリンセスをモチーフとしたアクセサリーが手に入るだなんて聞いてしまえば、アンドレアがここ一番の買い物をするに違いない。

「とりあえず、先にメインのフェアリーテイル・ホールの方に行こうぜ」
「そ、そうね。また後にするわ。店内を何十分ウロつくか分からないものね」

聞き分けよく頷いたアンドレアだったが、彼女の視線は相変わらず『ガラスの靴』の店内に続く入り口へと向けられていた。

ガラスの靴とフェアリーテイル・ホールの入り口は非常に近い。壁画がある場所から数メートル進むだけで『Cinderella's Fairy Tale Hall』と書かれたステンドグラス風の看板が見えて来た。

「空いてんな〜。もうすぐハピネスの時間だし、当然か」
「ハピネス?」
「ハピネス・イズ・ヒアってパレードがあるんだよ。東京ディズニーランドの30周年記念に作られたパレード」
「へぇ…それは見ないんですか?」
「1日1回しかやってねえんだよな〜…なんか話ししたら見たくなったし、明日リベンジすっか!」
「ええ! ハピネス・イズ・ヒアは音楽が素敵ですし、ミッキーたちのゴールドのお洋服もとっても好きなのです」

ガブリエラが「好き」というならば、きっとこのパレードにも素晴らしい曲が使われているのだろう。
そう結論付けたバーナビーとアンドレアも「それは楽しみだ」と返した。

人の殆ど居ないフェアリーテイル・ホールは、驚くほどスムーズに入場することができた。
入り口とシンデレラ城内部を結ぶエレベーターに乗り込んだ4人は、エレベーターにまでしっかりと装飾が施されている事をしきり褒め称えている。
このアトラクションは「ウォークスルー」という形式のアトラクションで、平たく言えば「自分の足で好きに歩ける」というものだ。シンデレラ城を模した内装の中にシンデレラのストーリーを表現する展示物が沢山飾られており、その中を自由に見て回れるのだ。

エレベーターが到着し、その扉が開かれた瞬間。アンドレアは両手で口を覆って「わーぉ…!」と感嘆の息を吐いた。

部屋全体が淡い金色に光っているかのような錯覚を覚える、美しい内装。絢爛豪華なのに少しもいやらしさが無いあたり、流石のディズニークオリティと言えるだろう。
昨晩泊まったディズニーランドホテルのシンデレラルームも素晴らしい出来だったが、やはり実際のシンデレラ城は一味違う。
部屋の壁をぐるりと覆うように、数枚の絵画が飾られている。そのひとつひとつを見ていくと、シンデレラのストーリーをシーンごとに描いたものだった。絵だけではなくちょっとした物語も文章で添えてあり、尚且つ日本語と英語両方での表記があるため、日本語の読み書きがあまり得意ではないガブリエラやアンドレアにも何が書いてあるのか良く分かった。
…尤も、2人とも文字を読まずともストーリーはしっかり把握しているのだが。

絵画をじっくり見た後、次の部屋へと向かう。すると今度は様々なアーティストが手がけた、シンデレラのシーンを表現する作品がいくつも並んでいるのが見えた。
作品はどれも小ぢんまりとしたものだったが、その精密さには目を見張るものがあった。

「たかがミニチュア、と思っていましたが…これは中々、素晴らしい出来ですね」
「だろ〜!? このペーパークラフトなんか、めちゃくちゃ細かいんだぜ。ジャパニーズって感じするよな〜」
「アラ、本当。こっちの人の手先の器用さってすごいわよね…私も、最近はジャパニーズのネイルアーティストばっかり抱えてるわ。腕がいいのよね」

真剣な表情で展示物を眺めるアンドレアが、小声で「今度ディズニープリンセスモチーフのネイルアートでもしてもらおうかしら…」と呟く。この様子では、シュテルンビルトに帰ったらすぐに手配しそうだ。

「見て! これ、ネズミたちがシンデレラにドレスを作ってあげるシーンだわ!」
「ジャックやガスのシーンですね! 小鳥さんがリボンを咥えて飛んでいるのがとってもキュートです!」

舞踏会に行くためにドレスを縫っていたシンデレラのため、忙しい彼女に代わってネズミのジャックやガスを始めとする動物の友達が彼女のドレスを縫ってあげるシーンのミニチュアだ。
このシーン、軽快なリズムに乗せてみるみるうちに出来上がっていくドレスに心躍った人も少なくは無いだろう。

かと思えば、少し離れた場所に居たライアンが「こっちはフェアリー・ゴッドマザーのシーンだぜ」と2人に呼びかける。
彼の声に反応したガブリエラとアンドレアがひょっこりと展示ケースの中を覗くと、そこには今しがたジャックたちが作ってくれたドレスをボロボロにされて悲しげに俯いているシンデレラのミニチュアがあった。
しばらくそのミニチュアを見ていると、突然中の照明がフッと消え、そしてキラキラと真っ白な光の粒が輝きだす。次の瞬間には美しい純白のドレスを身に纏ったシンデレラや、魔法の力によって白馬や従者に姿を変えたジャックたちが現れた。

「まぁ! 一瞬で変わったわ!」
「魔法です! フェアリー・ゴッドマザーの魔法です!」

興奮した様子できゃっきゃっとはしゃぐ外人女性2人に、辺りのゲストやキャストが微笑ましそうな視線を向ける。周りから温かい視線を集めていることに気付いていない2人は、そのまま仲良く肩を並べて次の部屋へと向かった。

「嬉しそうですね、2人とも」
「さっきのジュニア君もこうなってたぜ」
「自負してますから態々言わないでくださいよ」

恥ずかしそうに顔を背けたバーナビーに、ライアンはニヤリと笑みを浮かべてから「ほら、置いてかれんぞジュニア君」と呼びかけて、先へ先へと進んで行ったガブリエラたちを追った。

「ライアン、そこに居たのですね!」
「ああ。この先のホールがメインフロアだからな、どうせなら全員で行こうぜ」
「メイン? まだ何か展示品があるんですか?」
「まあな。見てからのお・た・の・し・み」

チッチッと舌を鳴らして指を振るライアンに首を傾げるバーナビーだったが、先頭を歩いていたアンドレアが次の部屋を目の当たりにした瞬間に硬直したのを見て「何かあるんですね」と笑った。

このフェアリーテイル・ホールの最後を飾る部屋が、この後に続くダンスホールなのだ。
ディズニーランドホテルのシンデレラルームと同様に、ロイヤルブルーや金色をメインにした色使いのダンスホール。広さはそこまでではないものの、豪華なシャンデリアや細かい装飾が施された壁、床にはかぼちゃの馬車をモチーフにしたモザイクタイル…と、所狭しと美しい飾り付けが施されていた。
どこを見ても見事な出来栄えの内装に、バーナビーですら「これは確かに、素晴らしい」と感心の声を上げた。

「今日は人が少ねえから良く見えるな。奥にあるのが玉座で、座って写真が撮れるんだ」
「アンドレア、あちらも見てください! ガラスの靴があるのです!」
「なんですって…!」

感動のあまりすっかり言葉を失ったアンドレアが、フラフラとした足取りでホールの中へと進む。
そしてガブリエラの指差すほう――スツールとガラスの靴が飾ってある場所に近付いた。

物語の終盤でシンデレラがガラスの靴を履くシーンを再現したその場所は、実際にスツールに腰掛けてガラスの靴を履こうとしている風の写真を撮る事が出来るフォトスポットだ。
アンドレアが目をキラキラさせながらガラスの靴を凝視していると、いつの間にかアンドレアとガラスの靴の間に一本の道ができていた。他のゲストが「うっわめっちゃ美人とイケメン居るんだけど」と言いながら道を開け、完全に「見る」モードに移行しているようだ。

進んで良いものかと迷っているアンドレアだったが、ガブリエラが彼女の手を取って「お手をどうぞ、プリンセス!」とニッコリ笑いかけたのを皮切りに、元気良く「ええ!」と頷いた。
ヒーロー活動をしている時の悪女キャラなどどこへやら。嬉しそうにはにかみながらスツールに腰掛ける彼女は、シンデレラの気持ちを体験できるフォトスポットにすっかり心躍らせていた。
そんなアンドレアの姿を正面から撮影していたガブリエラたちに、1人の女性キャストが「おすすめのアングルがあるんですけど、試してみませんか?」と身振り手振りを交えて話しかけてきた。

「アングル?」
「ええ、お姉さんの足とガラスの靴が重なるようにして、こちら側からローアングル気味に撮るんです」

キャストの説明を聞いていたライアンが、何かに気付いたかのようにハッとして「OKOK!」と頷き、言われた通りの角度から写真を数枚撮影した。
その出来栄えが気になった3人がカメラを覗き込み、そして歓声を上げる。まるで本当にガラスの靴を履いているかのようなショットが撮れていたのだ。遠近法を上手く活用し、ガラスの靴よりも少し奥に足を持ってくることによって、あたかもガラスの靴を履いているように撮れる、インスタグラムなどで人気な撮り方だ。
アイデアも素晴らしいが、ライアンの飲み込みの速さは流石である。趣味でカメラを扱っている彼だからこそ、日本語による説明であってもすぐに把握できたのだろう。

「なんてこと…本当に履いているみたいだわ! とっても素敵よ、あなた! アリガトウ!」

感極まったアンドレアが、キャストをギュッとハグして何度も「アリガト、アリガト!」と繰り返す。
突然高身長の美女に抱き締められてしまったキャストは、あわあわと慌てて頬を赤くしながらも「いえいえ! ユ、ユアウェルカム!」と片言の英語で答えた。

次にライアンたちはホールの奥に鎮座している玉座を使って記念撮影をした。
ヒーロー活動中のようなニヒルな笑みを浮かべたライアンがどっしりと玉座に腰掛けると全身をミッキーで覆いつくしているにも拘らず、本物の王族であるかのような風格が漂い始める。肘掛にかけた腕で頬杖をついているあたりも、まさしくキングだ。
しかし彼の足の間にちょっこりと座ったガブリエラが「えっへん!」と胸を張って120%の笑顔を浮かべることで、突然コミカルでキュートな雰囲気に早変わりするのだから不思議だ。
玉座にふんぞり返って自慢げな笑みを浮かべるのが、ガブリエラなりの「王様」の表現なのだろうか。子供がはしゃいでいるかのような愛らしさに、その場の空気がほんわかと和んだ。

ライアンの「ついでだし、ほら、ジュニア君も」という適当な振りによって、次はバーナビーが写真を撮ることになった。バーナビーは僅かな照れも見せず、その長い脚を存分に活かすような足組ポーズを取り、そして渾身のプリンススマイルを浮かべた。
こちらも本物の王子様の如き雰囲気がある。――全身トイ・ストーリーまみれではあるが。

「イイじゃ〜んジュニア君! 様になってるぜ」
「いえ、まあ、こんなものですよ。じゃあ次はアンドレアですね」
「え? 私も?」
「アンドレア、せっかくですから!」

自分は先ほど撮ったし…と傍観に回っていたアンドレアが、3人に勧められて玉座に座る。
さっきと同じ表情では面白みが無い。とプロ根性に火がついたアンドレアは先ほどとは打って変わって、普段の「悪女ヒーロー」の時のような人を挑発するような笑みを浮かべた。
ふわふわとしたパステルカラーのとんすけ&ミス・バニーのパーカーが霞んで見えるような表情の変え方に、4人の撮影風景を眺めていたゲストが「さっきはプリンセスだったのに、なんか魔女っぽくなったね」「どっちかって言うと、白雪姫の女王」と小さい声で囁き合っていた。

思う存分フェアリーテイル・ホールを楽しんだ4人は、アンドレアの期待に満ちた視線に応えて『ガラスの靴』へと訪れた。
ワールドバザールのショップと比べると小さめな店内に、所狭しとガラス工芸品やアクセサリーなどが並べられている。どこを見てもキラキラと眩い光を放っている品物ばかりで、今しがたプリンセス気分を味わってきたアンドレアは有頂天になった。

「すごい、すごいわ! キラキラよ!」
「お前もガブみたいになってんぞ」

トゥモローランドでのバーナビーの二の舞である。
完全に語彙力を無くしたアンドレアが、次から次へとお気に入りのグッズを手に取っていく。
ガラス製品のためポイポイと買い物かごに投げ入れる事ができないので、気に入ったグッズを見つけては店内に居るキャストに手渡しているのだ。ゲストの少ない時間帯だからこそできる買い方である。

アンドレアはガラスで出来た靴を始め、美女と野獣に出てきた光り輝くバラをモチーフにしたローズドームや、無数のスワロフスキーが埋め込まれた置物、陶器で出来たフィギュアリンなどの大きな物から、キラキラとしたガラスで出来たボールペンやアクセサリーなど普段使いできるものまで、心のままに購入した。
購入したうちの1つ、ガラスの靴を象ったピアスを耳につけて満足げに笑みを浮かべたアンドレアはようやく気が済んだらしい。

「待たせたわね」
「いえ、楽しそうで何よりです」

微笑ましそうに彼女のショッピングを眺めていたバーナビーがそう返す。
すると、アンドレア同様に店内を見て回っていたライアンとガブリエラも姿を現した。

「終わったか。…ん? "アレ"は買わなかったのか?」
「アレ…ああ、アレね」
「アレ、ですね!」

ライアン、ガブリエラ、アンドレア3人揃ってアレ、アレと口にしているのを、バーナビーは「何ですか、僕だけ知らない物の話でもしてるんですか」と不満げな顔で聞く。

「イジけんなよ〜。アレだよアレ」

ライアンが指差す向こうには、ショーケースの中でゆっくりと回転するシンデレラ城があった。
全長50cmほどだろうか、シンデレラ城の表面には眩く輝くスワロフスキー・クリスタルがびっしりと貼り付けられている。その輝きを見たバーナビーはすぐに察した。「これは相当高いな」と。

「だいたい5万シュテルンドルくらいだったかな。スワロフスキーの価格を抜きにしても、すげえ出来が良いんだよな、コレ」
「キラキラでとってもキレイです! ライアンのおうちのディズニー・ルームでこのシンデレラ城を眺めるのは楽しいですよ!」
「えっ、コレ持ってるんですか? これを?」

バーナビーが真顔で問いかけるのも無理は無い。このスワロフスキーで出来たシンデレラ城、日本円で約500万円という驚きの価格なのだ。
ちょっとした高級車なら買えてしまうほどの価格なのだが、本当に恐ろしいのはそれを衝動買いできてしまう彼らの財力にある。ライアンもバーナビーも、もちろんアンドレアも、クレジットカードの限度額なんてあって無いようなもの。欲しいと思えば買えてしまう所が問題だ。現にライアンはその気持ちに耐え切れず、数年前にこのシンデレラ城を購入している。
それどころか「もっとこう…ワンス・アポン・ア・タイムみたいな…カラフルなライトアップがしてえんだよな」というマニア心によって、彼の家のショーケースは時間経過によって色が変化していく、本格的なライトを取り付けた特注ショーケースまであるのだ。
さらりと「今度見に来いよ」と言うライアンに、バーナビーは口角を引きつらせて「機会があれば」と返した。

「購入寸前まで迷ったけど、今の私の家のインテリアに合わないのよ。そのうち今よりも部屋の多い所に引っ越す予定だし、そうしたらまた買いに来るわ」
「あ、買うのは決定なんですね」
「今はローズドームで我慢するわ。あれもすごく綺麗だったしね」

何の気なしに帰ってきた一言に、バーナビーは「自分の馬鹿買いなんて可愛らしいものだった」としみじみ思い知った。とはいえ、累計額で言えば彼の買い物も相当な物なのだが。

好きな物を前にすると簡単に箍が外れるライアンたち。
この4人の中では、ガブリエラが最もまともな金銭感覚を持っているのだから、驚きだ。
● INDEX ●


BY 皐月マイ