第十六話
「ひ、雹、さま」
「ああ、すまない。身体に障るところだった」
 しばらく雪姫子を抱きしめ続けてから、そう言って、雹は雪姫子を離した。その仕草は言葉通りに怪我に障らぬようにととても優しかったが、温もりが離れて行くのがまるで夢が醒めるようで、雪姫子は寂しかった。
「……悪かった。突然抱きしめたりして」
「い、いいえ!」
 雪姫子は首を振った。雹は、一連のことを離し終わったからだろう、やはり申し訳なさそうに深刻な表情ではあるが、どこか吹っ切れたような、覚悟を決めたような顔をしていた。
「……許して貰えるとは思っていない。ただ、私の謝罪を受け入れては貰えぬだろうか。一方的に私の気が済むような謝り方だったともわかっているのだが──」
「ちょ、ちょっと待って下さい」
 慌てて雪姫子が遮り、雹は素直にぴたりと黙った。
「ゆ、許すも何も……私は雹様を責める気など全くございませんし」
「……何?」
 雹が眉を顰めたので、雪姫子はややびくりとした。
「……何故だ?」
「な、何故って……。私の両親を殺したのは、雹様の父上であって雹様ではありません」
「しかし、そうなったのは私のせいだ」
「違います! それは……だって、そんな、わ、私のことが、その」
「欲しいと言った」
 雪姫子が固まったが、雹はおかまい無しである。じっと雪姫子の発言を待ってまっすぐ見つめてくる雹の目線に、叶うなら今すぐ窓を突き破って遠くに走って逃げ去りたい、と雪姫子は思った。
「と、とにかく、そんな発言でそんなことになるなど誰も思いませんし」
「だが……。それもだが、それだけではない。私は何度もお前を殴ったろう」
 破壊衝動に負ける度に、雹は目の前に立ち塞がる雪姫子を何度も殴った。雪姫子自身もそれに耐えるべく強くなっていったが、それにしても、雹は雪姫子に本気で拳と刃を向けたのだ。まるで父がそうしていたように雪姫子を折檻するように殺しかけ、そして正気に戻った後で死ぬほど後悔し、しかしそれでも頭の中で父が囁く衝動に常に勝つことは出来なかった。
「そんなこと」
 雪姫子は、ややきょとんとした顔で小さく首を振った。
「私は下忍です。そんなことでお恨み申し上げるなど、滅相もございません」
「な」
「……むしろ、嬉しゅうございます」
 僅かに、雪姫子は笑った。十年以上ぶりに見る雪姫子の笑みに、雹は殴られて目がチカチカするようなのと似た刺激を感じた。
「私が、本気の雹様の剣を受けられるまでの力を持てたこと。……そして、そのことで私が少しでも貴方の役に立てていたと知って、嬉しゅうございます。なのに、お恨み申し上げるなど」
「雪姫、」
「……それに!」
 雪姫子は、今度は重い切って、懸命に雹の顔を見返しながら言った。
「……私の両親が殺され、私が忌野の下忍にされたのは……雹様のその発言がなくても、きっと為されていたことだと思います」
「……それは」
 雹は、否定できなかった。
 忌野家こそを日本の頂点としようとした霧幻は、かつて仕えていた白藤家の当主を殺し、その娘を忌野の下忍にする事で、忌野の力の証としようとした。……それは、雹自身も伐たちにそう説明したことだった。
「例え雹様の発言がなくても、それは実行が多少早いか遅いか、その程度のことだったと思います。ですから……」
 ──私は、あなたを責めるつもりなどありません。
 雪姫子は、雹の目を見て、きっぱりとそう言った。
「……そうかもしれんが、それにしたって、私はお前の親の仇の息子だぞ」
「はあ、それはそうですが……しかし、雹様は雹様ですし」
「……………………………………」
「………………?……あの……」
 ずっと気にかけていたことをそうあっさりと返され、雹は言葉を失っていた。霧のかかった険しい階段を気合を入れて上ろうとし、しかしいざ足を踏み入れてみたら三段しかなかった、そんな具合の拍子抜け加減だ。
「ええと……あの、親が憎ければ息子も、というのは坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというあれですし、いくらなんでもそんな……」
「……ああ、わかった。……わかった」
 懸命に説明しようとする雪姫子を、まだ少し呆然としながら雹は止めた。
「……それに」
「?……何だ?」
「謝罪だけでなく、だ、だだ、抱きしめて、下さいました、から」

 ──だから、全て報われました。

 どもりながらも赤くなってそう言う雪姫子を見て、雹は目を丸くした。妙な沈黙が、病室を支配する。
「………………お前」
「は、はい」
「お前は………………」
 雹はそれきり黙り込み、口元に手を当て、じっと雪姫子を見た。
 最初は何を言われるのかと待っていたのだが、あまりに長い間何も言わずに見つめて来る雹に、雪姫子は困り果てた。
「お前は」
「はい!?」
 どうしたものかとおろおろし始めた時、突然思い立ったようにしてそう呼ばれ、雪姫子はひっくり返った返事をした。雹はかなり真剣な顔で、やはりじっと雪姫子を見る。
「……お前の洗脳は、恭介の電撃で完全に解けたと聞いているが」
「はい。医学的な検査でもカウンセリングでも……雷蔵様……御前様の忍術的な方面からのアプローチでも、術は完全に消え去っていると太鼓判を押して頂きました」
「では」
 雹は一度区切り、そして重大なことを話すときのように、ゆっくりと言った。
「私を庇ってその大怪我を負ったのは、洗脳での行動ではなくて──、」
 信じられない、とでも言うような口調だった。
「お前の、本心からの行動、か?」
「は、はい」
 雪姫子は緊張で息を吸いすぎて少し咽せそうになりながらも、ぐっと身体に力を入れた。
「私、私は」
「…………………………」
「あの日雹様に頭を撫でて頂いて、……私は忌野の下忍ですけれど、それでも、貴方のために働こうと決めました。死ぬときは、」
「…………………………」
「……貴方のために、死のう、と」
 雪姫子は、俯いた。恥ずかしかったが、誇らしくもある。愛情を忠誠心にすり替えて来た自覚はあるが、忠誠心が確かに強くあることも確かだったからだ。それを示せたということが、雪姫子には嬉しかった。
「……だから、身を呈して私の盾になった?」
「はい。私は貴方の下忍です」
 今度はきっぱりと言い、雪姫子は久々に自分を褒めたい気持ちになる。
「雹様」
 そしてその気持ちに後押しされてか、雪姫子は生まれて初めてかもしれない、自分から雹に話しかけた。霧幻に厳しく禁じられていた、雪姫子から雹に話しかけること。そのことに雹も気付いたのだろう、ぴくりと反応して「何だ」と少し緊張したようにも聞こえる声を返した。
「一つだけ……お願いがございます」
「願い?」
「はい」
 雪姫子は勇気を振り絞った。
「これからも……私を、貴方の下忍でいさせては頂けませんでしょうか」
「お前、本当に正気か?」
 かなり訝しげな雹の声に、雪姫子のほうもまた驚く。
「ど……どうしてですか」
「自由になりたくはないのか? 私にまた仕えて、」
「ですから、自由な選択肢の中からそれを選びました」
 ボーマンやロイと話していて良かった、と雪姫子はその時思う。今まで雪姫子には友達らしい友達など一人も居なかったが、ひなたや夏、初めて本心を聞いてくれた女の子たちとは、もっと話がしてみたい、そう思っていた。きっと世界が広がる気がする、と。
「……いけません、か……?」
「…………少し」
「は」
「少し待て。考える」
「はい、お待ちします」
 妙なやり取りの後、雹は顔を片手で覆い、思考に入った。まさかそんな事を言われるとは思っても見ず、さすがの雹も困惑していたのである。しかしさすがのもので、たっぷり一分間もそうした後、雹は再度椅子に座り直して背筋を延ばす。
「重大なことを思い出したんだが」
「何でしょうか」
 まるで面接官と受験者のような面持ちで、二人は見合った。
「あの時、伐の攻撃から私を庇って倒れたな?」
「はい」
「そのあと、私に何か言おうとしていただろう」
「は……?」
「何と言おうとしていたのだ、あれは」
 答えろ、と言う雹に、雪姫子はぽかんとした。そして、記憶を手繰り出す。あの時背中に凄まじい衝撃を受け、倒れ、そして、──
「顔が赤いぞ雪姫子」
 固まった雪姫子に、雹は変わらぬ表情のまま言った。
「何か言おうとしていただろう。最後だから、と何度も言った後、何か」
「そ、そうでございましたか?」
「そうだ。あれは」
「申し訳ございません、なんと申しますかその非常事態だったせいか記憶が曖ま」
「嘘をつくな」
 びしりと言われ、雪姫子は自分のさっきまでの発言の数々を思い切り後悔した。浮かれたあまりに調子に乗るからこういうことになるのだ、と自分を叱咤しながら、雪姫子はひたすら雹から目を逸らす。
「お前は嘘をつく時、絶対に相手と目を合わさない」
 ぎくり、としたのを雹は見逃さなかった。雪女とかなんとか言われているが、雪姫子は追いつめられるとむしろ分かり易いにも程があるというような反応になる。
「言え、雪姫子」
「申し訳ありません、忘れました」
「嘘をつくなと言っているだろう。命令を聞けんようなら下忍にもしてやらん」
「えっ!?」
 思わず顔を上げてしまい、雪姫子は更に後悔した。してやったりとでもいうような、僅かな微笑を浮かべた雹がそこにいる。雪姫子はヒッと引きつったような声を上げるが、雹は殊更笑みを深くした。
「言え」
「い、言えません」
「言え」
「い、いいい嫌です!」
「初めて私に逆らったな、雪姫子」
 雹は酷く楽しそうだった。雹はガっと椅子を引くと上体を傾け、雪姫子のベッドに腕を置く。一気に縮まった距離に激しく狼狽える雪姫子の様がこの上なく楽しいらしい彼は、雪姫子が見たことのないその笑みをどんどん深くしてゆく。
「私の下忍になりたいのではなかったのか?」
「な、なりとうございます」
「では言え」
 鍛錬によって出来たマメが潰れては堅くなりを繰り返した挙げ句の、無骨な手。拳を握り続けてきた手のひら、それが雹の手だ。そしてそんな彼の手が、滑らかな頬を再び撫でる。雪姫子が身体を強ばらせた。
「言え、雪姫子」
「……………………」
「……言えば」
 剣を握る強い指が黒髪の中に差し込まれ、赤く染まった耳が露になった。
「言えば、お前は私のものだ」
 耳元で囁かれ、雪姫子はぞくりと背筋が震えるのと同時に、じわりと涙がせり上がってくるのを感じた。堅い指先が、顎や首をゆっくりと撫でている。
「いやか」
「…………………………」
「私のものになるのは嫌か」
「…………雹、さま」
 ぽろりと流れた涙を、雹は満足げに、……いや、愛おしげに見た。
「泣くか」
「……………………」
「では命令しようか、雪姫子。お前は私の下忍だからな」
「……雹さま、」
「私のものになれ」
 涙の流れる顔を両手で包み、雹は言った。
「言って私のものになれ」
 ぽろぽろと、涙がこぼれる。雹はそれを眺めた。春の雪解けのように流れる涙。
「言っても、いいのですか」
 涙声だった。十年もの間、忠誠心にすり替えて、ずっと凍らせ続けて来たその思いが溶けてゆく。そしてそれを受け止めてくれるのかと、雪姫子は泣いた。
「言ってくれ」
「私は」
 雪姫子は身体が痛むのも構わず、シーツの中の手を引き上げて、自分の顔を包む大きな手に触れた。長い間くのいちとしての辛い修行を積んだ雪姫子の手もまた、マメを潰した後や苦無の胼胝がある。しかし雹は、その手を掴んだ。指さえ絡めて。
「ずっと、あなたを」
 声が、手が、……胸が、
「……お慕い申し上げて、おりました」
 ──震えた。
「雹様」
 次から次に涙を流す雪姫子を、雹は抱いた。傷に障らぬようにと、思い切り抱きしめたいのを堪え、もどかしい気持ちで触れた。
「好きです」
「雪姫子」
「貴方のために死ねます」
「ゆ、」
「……だから、貴方のものにして下さい」
 瞬間、雹は自分の中に衝動というものがある、というのを実感した。唇はこの上なく柔らかく、自分のものでない涙が頬についたことで、それは深く感じることが出来るものだった。
「──私のものだ、雪姫子」
「雹様、」
「私の忍。私の、姫だ」
 もう一度、もう一度と、頭の中はそればかりだった。他人にかけられた頭痛を伴う圧力ではなく、自分の胸の底から沸き上がる熱いものこそ、貪るようなそれこそが己自身の衝動であることを、雹は感じた。
「私の忍。私のために死ねるか?」
「はい」
「では私もそうしよう。私は私の姫のために生きて死ぬ」
「雹様、わたしの、」
「そうだ、お前のものだ、私の姫。──私の雪姫子」
 三度目の口付けは一方的なものではなく、己の首の後ろに細い手があることに、雹は一瞬だけ無限に満たされる。しかしすぐに、同じく無限ではないかというほどの乾きが襲って来た。
「……くそ」
「……?」
「何故怪我が治っていないのだ」
 雪姫子の上に半身で覆い被さりながら、雹は悪態をついた。雪姫子はその意味が一瞬分からずきょとんとし、そして真っ赤な顔を笑いに歪める。涙がまだ乾かぬその表情は、とても幸せそうだった。
「続きは怪我が治ってからだ。早く治せ、私も治す」
「……あ」
 濡れる目元に口付けてそう言うと、雹は雪姫子から身体を離す覚悟をするために短く息を吐く。
「──だがその前に」
 雹は眼球だけを動かした。夜の氷のようなその目が流れ、そして片手がベッドの脇のモッブの柄に伸びる。そして深く息を吸って吐くと、彼は勢いよく立ち上がって腕を振った。

 ──ガァン!

「──楽しいか、出歯亀共」
 先程からずっと4、5センチ開いていた引き戸に、雹はしっかり気付いていた。どういう達人の技かモップの柄の剣圧でまっ二つになった引き戸の向こうには、彼の弟以下数名がひっくり返っている。
「水無月教諭、ドアの代金は生徒会宛に請求して貰えるか」
「はいはい」
 にこにこと笑う響子は、雪姫子のカルテに何やら書き付けながら言った。
「……いやあ……いいもの見させてもらったよ」
「ほお」
 冷や汗を流しながらまず言ったロベルトに、雹は絶対零度の声を返す。数人が、その声の冷たさにヒっと身を竦ませた。
「カメラまで用意するとは用意周到だな貴様ら」
「いやこれは奥和田サンが」
「奥和田」
「バカ将馬!」
 口を滑らせた将馬を、夏が怒鳴りつける。雹は床に転がっている、コードのついた筒型のスコープカメラ──おそらくこれを引き戸の隙間に突っ込んで撮影していた──を手に取ると、そこについている小さなマイクに気付く。
「おい」
《うーんバレちゃったか〜》
「そうだな。死ね」
 マイクから聞こえて来る声に、雹は凍り付くような無表情である。
《端的だ! 実に分かり易い応答だよ忌野。ひしひしと君の思いが伝わって来る!》
「どうせそっちにモニタがあって、このカメラからの映像を見ていたんだろう」
《任せろ、録画もしてる》
 バキン、と、雹の手のひらの中でカメラが粉々になった。かなりの握力に、後ろで茶を飲んでいたらしいボーマンや岩、醍醐などが「おお」と感心したように呻く。彼らは無罪だと判断した雹は、残りのメンバーに向き直った。
「さて、あの産業廃棄物は市中引き回しの上ガス室の後地中深くに埋めてやるが」
「フルコースだな。それはそうと、意外にキスに慣れてそうで驚いたぜ生徒会長」
「お前ほどじゃない、アメリカ人」
 にやりと笑って軽口を叩いたロイに、雹は眉を顰めた笑みで返した。
「ちょ、タンマタンマ、声は聞こえなかったし! 見てただけ!」
「す、す、すみません……!」
 後ずさるエッジと、真っ赤な顔で謝り倒すあきら。
 そして雹は、こっそりと後ろに下がろうとしている弟と従兄弟を目敏く見遣った。
「伐。お前はこういうことをする男だったのか」
「いや雹、これはだな」
「恭介、お前がついていながらなんて様だ。奥和田の見張りはどうした」
「いや……何と言うかその、つい、心配で」
 目を逸らす恭介に、雹はモップの柄を持ち直した。
「そういうものを、なんというか知っているか」
「あの」
 モップの柄が、真剣さながらの光を帯びている。忌野流体術のすべてにおいて免許皆伝を持ち、特に剣術では達人の域に入る雹の腕前は、掃除用具でさえ名刀に変えるらしい。まっ二つになった引き戸に後ずさった足が引っかかり、出歯亀たちは顔を引きつらせた。

「──大きな世話だ」



 部屋の外から聞こえた凄まじい破壊音に、雪姫子はビクッと身体を竦ませた。
「ユキコ〜、元気〜」
「やっほー」
「あ……」
 ドアのない扉からこそこそと、しかし笑顔でひょっこりと顔を出したひなたとティファニーに、雪姫子は目を丸くする。
「あきらと夏は逃げ遅れたみたいだけど、あの二人なら平気でしょ」
「はあ」
 ひなたの言葉に、雪姫子は曖昧な相槌を返す。そしてその時、カルテを持った響子が後ろから顔を出した。
「大丈夫? 忌野君に身体に障ることされてないかしら」
「──されてません!」
「あらそう? 多少は多めに見てあげようと思ったのに、意外に紳士ね彼」
 ホホホ、と笑いながら言う響子に雪姫子は赤くなるが、その声はやや頼りなかった。
「でもミーCan doしたヨー! ラブストーリーだったヨ!」
「うんうん! ドラマか映画みたいだったー! あたしすっごいドキドキしたもん!」
「え、あの」
 Can doってもしかして感動って言いたいのかなあ、と雪姫子は思ったが、雹が来る前に飲んだ薬と精神的な疲れ、そして泣いたことの疲れで既にかなりの眠気が襲って来ていて突っ込みもままならない。そしてそんな彼女を覗き込み、ティファニーはニッと笑った。
「Is your love story a happy ending?」
 その言葉に、雪姫子はとろんとした眠気と闘いながら、それでも涙を浮かべて、笑った。
「……いいえ、これから、です。きっと」



 ──余談だが。
 その後、雹が学長室に帰ると本当に彼の持ち物という持ち物に“愛に生きる、にんげんだもの”とご丁寧にも油性ペンで書かれており、雹は既に数名を斬り捨て御免にした保健室備品で奥和田を成敗したりした。
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BY 餡子郎
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