捏造設定集
※ネタバレ注意
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公式や、現実の日本と異なる捏造設定について。
独自の考察や妄想に基いています。本気すぎて気持ち悪いです注意。

★世界情勢等
【日本】
 不景気何それおいしいの?
★テニス関連
【日本のテニス】
“庭球(Tei-kyu)”という言葉が世界で通じる程度に強豪。
 ここ数年、プロの世界での日本人ランキング上位者が少なくなっているために「日本はもうテニス後進国」と評する者もいるが、ジュニア選手育成・強化にかなりの力を入れており、またかなりのレベルのジュニア選手が多数育ちつつある。
 嵐の前の静けさ、黄金期再来は近い、などと世界レベルで注目と期待を集めており、日本の代表的なテニス雑誌“月刊プロテニス”でもジュニアの動向が大きく取り上げられている。
 金の卵揃いの日本ジュニアの中で、最も最初にプロの世界に足を踏み入れるだろう手塚国光は一番の注目株。

 大日本テニス協会などが中心となって、プロテニスプレーヤーを援助する動きも大きい。

【日本のプロテニス】
 現実と違い、日本国内でも高額賞金の大会が開催されているため、コーチ業や自由のきく副業などを持つことで、職業としてもある程度成り立っている。
 ここ数年、プロ世界での日本人ランキング上位者が少なくなっているため「日本はテニス後進国」とも言われるが、日本国内のみのプロテニスプレーヤー人口はそれなりに多い。
【日本の学生テニス】
 現実の日本学生テニスはプロ選手育成の下地として成り立っていないが、こちらの作品内では、中学テニスの全国大会やインターハイがプロの登竜門、スカウトの場としておおいに機能しており、『学生テニスのトップ → プロ転向』というルートが普通。
 なんとなく、現実世界の野球と同じような扱いをイメージ。
 高校野球→ドラフト(プロ)指名、というような。

 よって、特に私立の場合はテニス部にプロコーチを雇ったりもする。
 テニスクラブは小学生以下の子供の育成と、趣味でのプレイ、アマチュア選手の集まりであるのが主。現実と逆。

【日本中学選抜強化合宿(ジュニア選抜強化合宿)】
 主催は大日本テニス協会(U-17と同じ)。開催は10〜11月頃。
 夏の全国大会での成績、各地方ブロック秋季大会などから大日本テニス協会の選考委員会が独自に推薦したメンバーによる合宿。
 規模・設備などの点で高校選抜ほどではないが、少数精鋭となるため必然的にレベルは高い。

 合宿終盤ではトーナメントが行われ、上位者はプロ推薦・スカウトの対象になる外、上位メンバーで団体チームが組まれ、要請があれば海外の中学生チームと親善試合を行ったりもする。
 原作で参加経験が確認できているのは、真田弦一郎、柳蓮二、跡部景吾、千石清純(全員、中学二年時)。

【関東中学選抜合宿】
 アニメ参照。主催は大日本テニス協会(U-17と同じ)。
 アメリカ西海岸エリア選抜チームとの親善試合を戦うチームを選抜するために急遽組まれた短期合宿。全国でなく関東なのは、時期が全国大会前であるという事と、相手が西海岸エリア選抜チームであるということからの配慮。
 日本としては、時期的に非常に迷惑なものだった。
【インターハイテニス】
 日本高校テニス全国大会。主催は全国高等学校体育連盟(通称:高体連)。開催は8月。
 団体戦と個人戦があり、将来プロになる意志がある場合はシングルス・ダブルス問わず、個人出場で成績を作っておくのが望ましい。

 各県毎に代表校・代表選手を選出、1校ずつの出場(但し東京・神奈川・大阪と開催県は2校)にて、関東・九州等、全部で9ブロック各々で予選を行い、上位校がインターハイ出場資格を得る。

 団体戦は8ゲームオールタイブレークの1セットマッチで、準々決勝から3セットマッチ。
 個人戦は単複とも総勢128人、決勝のみ3セットマッチ、それ以外は8ゲームオールタイブレークの1セットマッチで行う。

【高校選抜日本代表合宿(U-17)】
 主催は大日本テニス協会。開催は10〜11月頃。
 夏のインターハイでの成績、各地方ブロック秋季大会などから大日本テニス協会の選考委員会が独自に推薦したメンバーによる合宿。
 高校選抜、と言っているが、厳密にはアンダー17(17歳以下。海外チームや海外大会参加の際の年齢制限とのすり合わせによる規定)であるため、中学生でもOK、ではあるが、実際に中学生が選ばれたことはない。リョーマたちが初。

 日本最新鋭の設備やスタッフを揃えた環境にて、日本ジュニア選手の育成と推薦プロ選手の選抜が目的。
 大日本テニス協会推薦によるプロ転向の登竜門、またプロ転向の際に成績として大きくカウントされる経験となる。

 合宿終盤ではトーナメントが行われ、上位者は推薦・スカウトの対象になる外、上位メンバーで団体チームが組まれ、海外の学生チームと親善試合を行ったり、日本代表として海外の学生大会に出場したりもする。

【高校選抜日本代表チーム】
 高校選抜の上位メンバーで組まれた団体チーム。内部では一軍とも呼ぶ。
 海外の学生チームと親善試合を行ったり、日本代表として海外の学生大会に出場したりする。
【大日本テニス協会】
 架空の団体。現実でいう日本テニス協会的なポジションだが、資金面で大きな力を持つ。
 U-17合宿や選抜大会の主催団体。
【日本におけるプロテニスプレーヤーへの道】

《自主プロ転向》
 中学、高校での全国大会出場経験等を成績として主張し、自主的にプロ転向するルート。
 自分でプロ登録さえすればいいので最も簡単だが、所属クラブやスポンサー等のバックアップがないため、本人負担が大きい。
 賞金が得られた場合は全て自分の懐に入るが、すべての経費も自分持ちなので、その上生活費も捻出するとなると、自主プロ転向の場合は必然的に国内のみのプロ活動となる場合がほとんど。
 実家の援助が期待できる場合は世界進出も目指せるかもしれないが、プロ活動を支援できるほどの財力となると、もはや「実家がスポンサー」というレベルになってくる。

《大日本テニス協会推薦によるプロ転向》
 日本でプロになるにあたって最もスタンダードなルート。選抜メンバーから選ばれることが殆ど。
 ただし、あくまで推薦であるので、協会から最低限の経費の援助は出るが、その他は自腹を切らなければならない。
 得た賞金は基本的に全て選手本人のものとなるが、ある程度の協会への寄付が暗黙の了解となっている。

《海外テニスアカデミー、クラブ等からのプロスカウト》
 中学・高校での活躍が飛び抜けて目覚ましく、海外のテニスアカデミーやクラブ等からスカウトが来るルート。
 資金・設備・環境面ともに最も堅実なルートであるが、テニスアカデミーやクラブの多くは全寮制で、生活の全てを管理され、かつ所在が海外となることが前提のため、若くしてかなりストイックかつ孤独な戦いを強いられる。
 手塚がこれ。ただし、中学で全国大会優勝もまだの時点でスカウトが来るのは大変珍しい。
 得た賞金の分配は、賞金の額に関わらず、定額をアカデミーに納める・賞金の数割を納めるなど、アカデミーやクラブによって異なるが、全額選手本人のものになることはない。

《スポンサー付きのプロ転向》
 スポンサーがついてのプロ転向。U-17合宿参加メンバーである君島育斗、また日本選手ではないが、アニメのアメリカ西海岸選抜チームがこれにあたる。
 試合以外でもCM等のメディアに顔を出すことが前提なため、テニスの強さとともにキャラクター性を始めとするスター要素、プライベートを含むイメージ保守の義務なども求められる。
 得た賞金は全額本人のものになる上、契約によっては経費捻出以外にスポンサー料も入る。セレブと呼ばれるテニスプレーヤーのほとんどはスポンサードのスター選手。

【海外のテニス】
 IMGニック・ボロテリー・テニスアカデミー(※実在)のように、プロテニス選手を養成する、基本的に完全寄宿制のテニス選手養成学校(大規模かつディープなテニスクラブのような専門学校)があり、有望な選手は主にスカウトによってこういった学校に所属するのが主。
【月刊プロテニス】
 日本で最もメジャーなテニス雑誌。
 ここ数年、プロでの日本人ランキング上位者が少なくなっているため一時期部数が低迷。国内ジュニア選手の情勢を取り上げることで勢いを取り戻し、日本のジュニアにかなりのレベルが育ってきていることを知らしめた功績を讃えられた。

 たまたま容姿の良い選手が多かったことをきっかけに、特に男子ジュニア選手を、アイドルのような扱いで取材する傾向がある。
 テニスには関係ないプロフィールやスナップ写真の掲載も多く、そうすることでテニス自体の人気を高め、小さな子供にテニスへの憧れを抱かせたり、観客動員数を上げる効果が著しいと評価される。
 しかしその一方、芸能人でもない未成年者に対して相応しくない取材方法であるという批判も当然ある。本人や保護者、学校の了解は得ている、とのこと。

【テニスの強さのレベル概要】
 中学レベル(中学生テニス部として標準的なレベル)
  ↓
 中学全国レベル(全国大会に出場できるレベルの中学生。全国級)
 中学選抜レベル(選抜メンバーに選ばれた中学生。全国レベルより若干評価が上)
  ↓
 高校レベル(高校生テニス部として標準的なレベル)
  ↓
 超高校レベル(インターハイに出場できるレベルの高校生。超高校級)
  ↓
 高校選抜レベル
 (選抜メンバーに選ばれた高校生。プロまであと一歩。新テニでは中学生にしてここに選ばれた)
  ↓
 国内プロレベル(日本国内でプロとしてやっていけるレベル)
  ↓
 世界プロレベル(世界進出を果たしたプロ)
  ↓
 世界ランキング◯位(世界で活躍し、ランキング入りしている)
★学校
【立海大学・付属高等学校・付属工業高等学校・中学校】
 1878年(明治11年)創設。公式。
 創立当初は男子校で、名前も「立海義塾」とかそんなん。
 スポーツというより武道に重きを置き、警官や軍人になる者が行く、男塾的な学校だった。実際、戦前は立海大付属中学・高校卒業から横須賀の海軍飛行予科練習生になる者も少なくなくいた。
 戦後、神奈川県内ではGHQの指導が厳しく、立海も共学へ。しかし入学してくる女子は少なく、一時低迷。
 その後、スポーツ養成校として力を入れると同時に栄養学科、スポーツ栄養学科、理学療法学科などを設立して存続に成功。しかしかなりの体育会系の校風が色濃く残っているためか、未だに男子のほうが生徒数は多め。
 あまりにも男臭いので、「えっ立海って男子校じゃないの?」といまだに言われることも時々ある。

 スポーツ推薦での入学者を多く受け入れ、在学中でも、プロ活動、外部組織からの招集による合宿参加などに対して非常に協力的。しかし学校全体の学力偏差値低下を防ぐ対策で、一般入試での難度は高め。学業成績優秀者には優遇制度あり。しかし、そのせいで、学業がおろそかになっているスポーツマン(代表:切原赤也)と、成績優秀だが微妙な運動神経の生徒がきっぱり別れ気味なのが若干の問題点。前者は部活、後者は委員会に入っているのがパターンだが両立している場合もある。帰宅部不可。
 鎌倉幕府があった場所と近い立地で学校の歴史も古いので、伝統芸能や歴史・郷土関係を愛する傾向。歴史マニア、戦国武将マニア率が高い。
 現在は特にテニスの名門として有名。

★キャラクター関連
【真田家】
 江戸時代、御家人として神奈川奉行所預かりの与力を任されていたのが始まり、と伝えられている。横浜・戸塚あたりにあるイメージ。武家屋敷と周辺の土地少々の地主。1876年(明治9年)に廃刀令が発された直後に開いた剣術道場を家業としており、特に居合をやっているものの間では知る人ぞ知る道場。剣道というより剣術。厳しいことでも有名。
 道場と本宅と蔵、また風情もくそもない広い土庭で構成されており、無骨な塀で囲まれた武家屋敷。
【幸村家】
 湘南、海側に近いところにあるイメージ。相模湾が見渡せる一等地をお父さんが買いました。新築。めがっさ豪邸。
 モデル:鎌倉・みのもんた邸(→みのもんたの鎌倉の家が豪邸過ぎる まとめ - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2133816698265607901)
【柳家】
 真田家・幸村家とは立海を挟んで反対側、鎌倉方面にある純和風で上品な邸宅。両親&姉&蓮二で住んでいる母屋と、祖父母が住んでいる離れ、また小さいが芸術品レベルのお庭で構成されている。母屋には茶室があり、祖父が定年後に開いた茶道のお教室がある。
 蓮二の叔父一家が、箱根付近でテニスコート付きのペンションを経営している。立海レギュラー専用合宿所としての契約有。
★無我の境地について
【概要】
 無我の境地とは、極限の集中力が成せるZONE現象。テニスに限らず、全てのスポーツや芸術表現の場などで起こりうる。

 “無我”の文字通り、思考>運動 という通常の流れ、もしくは日常的に抱える意識を無視し、今までの鍛錬で得た技を無意識かつ全力以上に発するようになる状態のこと。
 つまりブルース・リーの「考えるな、感じろ」であり、ドラクエでいうところの「ガンガンいこうぜ」によるオートモード戦闘。しかも、思考放棄によるリミッター解除でブースト効果も多大。

●メリット:思考放棄による異常なまでの反応速度と、その技を発することの出来る身体と理解さえあれば、練習・経験の有無を無視して技を発動できる(どういう技か理解さえしていれば、一度も練習したことのない他人の技も再現して繰り出すことが出来る)。
●デメリット:残存体力や筋肉疲労などを一切考慮せずにオートの全力発動が続くため、消耗が激しく、バテるのが非常に早い。
●留意点:『無我の境地』のみの使用は無駄が多く、完全な状態ではない。練習ならともかく、試合で使うのはあまり望ましくない。

 この無我の境地を、意識的に特定の使い方で用いる者が居り、『百錬自得の極み』『才気煥発の極み』『天衣無縫の極み』の三つの種類に分類することが出来る。

『百錬自得の極み』
 無我の境地による爆発的力を、使用する身体一箇所に効果的に凝縮し、局所的にブーストする使い方。無我系の強さを極めていく場合の、入門的な使い方。

●メリット:無我の境地の溢れるオーラを体の一箇所に集めることで、無駄な体力のロスを減らすとともに、無我のオーラをただ溢れるままに爆発させるよりも、さらに爆発的なパワーを得る事が出来る。
●デメリット:強化した一点とそれ以外の箇所との力量差が大きくなってしまうため、ボディバランスが悪くなり、逆に無我のパワーを持て余してしまうことがある。
 また、一箇所を極端に強化するため、その箇所の負担が非常に大きい。
●留意点:手塚のように、万全でない状態の肉体に百錬自得によるブーストをかけて故障を悪化させる、といったことが起こるため、万全以上の、ブーストに耐えられる強靭な肉体での仕様が望ましい。

『才気煥発の極み』
 無我のオーラを身体ではなく頭脳に用いることにより、囲碁や将棋の手のように何手先までものシミュレートも可能にし、最小限の力で効果的なプレイをすることができる技。
 ひとつひとつの技でなく、全体の試合進行、駆け引き、ゲームメイクなどに特化した技。言うなれば「超感覚によるデータテニス」といったところ。
 並列思考(マルチタスク)とかできてるのかもしれない。

●メリット:体力消費が最小限で済む。相手の弱点を的確に突き、合理的な試合運びを可能にする。
●デメリット:パワーやテクニックそのものはブーストされない。あくまで自分の地力をどう効果的に使うかということに特化した技なので、あまりにも実力がない者が使っても勝てない時は勝てない。
●留意点:百錬自得のような「不可能を可能にする」「限界を超える」といった風なブースト効果は期待できないため、基礎の体作り、また技の多彩さなどの地力の強さを身につけ、自力の強さ、手数の多さを用意しておくことが前提となる。

『天衣無縫の極み』
 百錬自得が身体、才気煥発が頭脳をブーストする技であれば、天衣無縫は心・精神(メンタル)をブーストする技
 いわゆるナチュラル・ハイによるトランス状態、変性意識状態に自らの精神を持っていくことにより、全知全能感、強い至福感などを伴った状態で事に対することができる。

●メリット:どんな状態に陥ろうとも、万全以上の揺るぎない精神状態を保つことが出来る。
 変性意識状態がもたらす「なんでも出来る」という全知全能感、「楽しくてたまらない」という強い至福感により、百錬自得の極みのような身体強化とともに、知略を精神力で上回る事ができる。
 発動中は凄まじい全能感と幸福感が全てを支配し(脳内麻薬の過剰分泌なども考えられる)、ブーストによる身体疲労は感じないため、単なる無我の境地の時のように、「疲れて動けなくなる」ということもない。
●デメリット:怪我や疲労の自覚がなくなる。
●留意点:試合中の疲労は、感じないだけで、実際には起きている。
 よって、試合後に一気に疲労が襲いかかる他、痛みや疲れを感じないことで故障を決定的にしてしまうなどして、選手生命そのものを大幅に縮める恐れがある。
 実際、天衣無縫の極みを開いたことで有名な越前南次郎は二年で故障を起こし、プロを引退している。
 更に、変性意識状態は時に人の世界観を一変させるほどの強烈な効果があり、度重ねて用いると、日常における精神疲弊(廃人化)や、独特な価値観の変換(変な哲学に目覚めて仙人化)などが起こる可能性もある。

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