人物紹介
※ネタバレ注意
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▼真田家(家系図
 真田 弦一郎
 ┗祖父:弦右衛門祖母:佐和子母:諏訪子父:信太郎兄:信一郎義姉:由利甥:佐助
▼京置屋『花さと』
 上杉 紅梅
 ┗ 祖母:上杉 紅椿紅葉紅菊紅式部
▼幸村家
 幸村 精市
 ┗父:輝市母:愛実祖母:百恵妹:愛花
▼柳家
 柳 蓮二
 ┗祖父:蛍丞祖母:千代父:鈴彦継母:満美子姉:蓮華/紅芙蓉
▼立海テニス部
 切原 赤也丸井 ブン太ジャッカル 桑原仁王 雅治柳生 比呂士
▼その他テニス関連
 榊 太郎跡部 景吾

 
真田 弦一郎(さなだ げんいちろう)
身長180cm、体重68kg/A型/5月21日生まれ(牡牛座)
 この話の主人公。
 平成生まれのテニス武士。草食系でも肉食系でもない、真性硬派の岩系男子。
 裏表が一切ないくそ真面目な性格で、根性論者の完璧主義。本来短気で喧嘩っ早く、獣じみた所があるが、真田家の厳しい躾やテニスで矯正され、今の真田弦一郎になっている。
 クソがつくほど真面目な上、物心付く前から稽古漬けだったためか、情緒の育ちが鈍く、自分の気持ちに鈍感。更に母はフルメタル・ジャケット、義姉は女剣士という家族構成のため、一般女子の基準がよくわかっていない。

 常に神の子・精市が側にいるという環境、やや特殊な真田家の剣道、そして紅梅との秘密の文通などを通して、自分のテニスを見極めていく。
 ほぼ初めての後輩である赤也が尽く自分の黒歴史を目の前で踏襲するので、頭を抱えている。

 
 
●真田家の人々
弦一郎の家族。超体育会系公務員の精神と、タフすぎる身体能力の血脈を代々受け継ぐ鉄人一族。
祖父:弦右衛門(げんえもん)
 弦一郎が中三時点で72歳。元警察官・刑事で、居合・剣道の藩士。
 弦一郎の剣道・居合・人生の師匠。
祖母:佐和子(さわこ)
 弦右衛門の妻。故65歳。
 おっとりした良妻賢母。弦一郎と紅梅の文通をお膳立てした。

母:諏訪子(すわこ)
 弦右衛門と佐和子の一人娘。弦一郎が中三時点で50歳、陸上自衛隊の叩き上げ教官。
 真田家のフルメタル・ジャケット。鉄拳制裁主義。
父:信太郎(しんたろう)
 弦一郎が中三時点で50歳、キャリア自衛官。婿養子。
 のんびりしているようだが策士、肝はごんぶと。テニスでインターハイ出場経験あり。

兄:信一郎(しんいちろう)
 弦一郎と11歳離れた兄。見た目は弦一郎を優男にした感じ。弁護士一年目。大学生の時に出来婚。
 中身は父親似で、飄々とした、柔軟性のある明るい性格。ブラコンというか弟のファン。
義姉:由利(ゆり)
 信一郎の妻。弦一郎が中三時点で29歳、姉さん女房。弦一郎の姉弟子。真田道場の主力師範。
 佐和子が亡くなってからの真田家の家事を請け負っている。
甥:佐助(さすけ)
 信一郎と由利の息子。弦一郎が中三時点で5〜6歳。
 曾祖母の佐和子が亡くなる間際に生まれ、「弦」の字ではなく、佐和子の「佐」をとって名付けられた。
 初めて喋った言葉が「ゲンイチロー」であるほど叔父だいすきだが、ひどいツンデレ。
 
 
上杉 紅梅うえすぎ こうめ
身長158cm/A型/2月25日生まれ(魚座)
 この話のヒロイン。
 見た目と態度はおっとりのんびりしているが、素直で物怖じせず、芯は豪快で割と短気な負けず嫌い。本気で嬉しい時に、奇妙な声で笑う癖がある。
 京置屋の家娘(仕込み)として、舞妓・芸妓の修行を厳しく付けられて育つ。京舞の人間国宝・上杉紅椿の孫で、恵まれたボディバランスの持ち主。祖母の舞を完全トレースすることが出来る。

 小学二年生の時に三日間だけ真田家に預けられて以降、弦一郎と秘密の文通をし始め、年に一度だけ夏休みに会う、という習慣を七年続けることになる。

 
 
●京置屋『花さと』の人々
紅梅が身を置いている置屋の関係者。芸妓は「紅」+花の名前という方式の芸名を名乗る。
上杉 紅椿(べにつばき)
 紅梅の祖母。食えない妖怪ババア。本名は春(ハル)。
 知る人ぞ知る名妓であり、京舞の重要無形文化財保持者(人間国宝)。『天衣無縫』の異名を持つ。
紅葉(もみじ)
 紅椿の妹芸姑で、『花さと』の女将(おかあはん)。真田家を蛇蝎の如く嫌っている。
 紅梅を二代目紅椿として仕立てあげるのに、やや病的なほどの執着を見せる。
紅菊(べにぎく)
 紅梅の生みの母で、紅椿の娘。故人。
紅式部(べにしきぶ)
 『花さと』の芸妓。紅葉の娘で、紅椿の妹芸妓。「式部」は椿の品種。
 中学まで大阪の商家で育ち、経営向きで考え方も割と柔軟。次の女将候補。
紅芙蓉/柳 蓮華(べにふよう/やなぎ れんげ)
 柳 蓮二の実姉。蓮二らが中3の時に店出し(舞妓デビュー)。
 紅梅のほうが色々なキャリアは長いが、年齢が上で先に店出ししたので、「芙蓉姉はん」と呼ばれる。
 
 
幸村 精市(ゆきむら せいいち)
身長175cm、体重61kg/A型/3月5日生まれ(魚座)
 弦一郎の幼馴染でライバルで親友で悪友で戦友で犬猿の仲の腐れ縁。
 夢の佳人のごとき美形で、幼少時は妖精。乙女趣味な母親からよく女装させられていたため、男か女かということにややこだわる癖がある。
 中一の時に産まれた妹を溺愛し、「花の蕾から産まれたんでしょ?」と真顔。

 幼少の頃から「神の子」の異名を持ち、テニスの技術は練習が必要ないとされるほどの天才。勝利にこだわり、相手を根底から叩きのめすテニスを信条とし、病を克服してからその傾向はさらに強烈になる。

 絶対的神の子であり、傍若無人なジャイアンではありますが、当サイトではあんまり魔王ではないです。見た目と物腰は可憐ですが、彼ほど雄丸出しかつ助平で女子に興味がありすぎな男はいない。って真田が言ってました。苦虫噛み潰した顔で。

 
 
●幸村家の人々
湘南、景観抜群の海沿いに住む一家。近所では有名な豪邸。魔王城って言った奴誰だ。勇者か。
父:輝市(こういち)
 大手広告代理店(イメージ:電◯)の幹部役員。
 ヒゲダンディで魔王っぽいが、どちらかというとサリーちゃんのパパ系。
母:愛実(めぐみ)
 専業主婦だが、時々フラワーアレンジメント教室など開いている。
 かなりの乙女趣味で、幼少の頃の精市をよく女装させていた。パワーSS。日曜大工が得意。
祖母:百恵(ももえ)
 優雅な老後を送るマダム。
妹:愛花(まなか)
 精市が中一の時に産まれた。
 今のところ紛うことなき天使。精市の逆鱗。
 
 
柳 蓮二(やなぎ れんじ)
身長181cm、体重67kg/A型/6月4日生まれ(双子座)
 超頼れる皆の参謀。困ったときの蓮二頼み。風雅かつ遊び心のあるおちゃめな性格。
 小学五年生の時、父の三度目の結婚をきっかけに、東京から神奈川へ引っ越してきた。
 家庭環境が複雑なこともあり祖父母っ子で、おねえちゃん子。「好みのタイプ=計算高い女」はモロに姉から来ており、つまりこれは恋愛対象としてというより、家族レベル、人間的に好ましい女性、というような意味あい。
 茶道や着付けなどの特技の多くは姉を追いかけて始めたもので、和風趣味も同じく。紅梅とは見た目・雰囲気共に似ており、周囲に兄妹、あるいは近親と思われることがほとんど。実際にとても馬が合うため、長く過ごすごとに、血が繋がっていない実の妹、くらいの感覚になっていっている。

 言わずと知れたデータマン。味方のこともよく分析しているため、ダブルスも得意。勝ち負けよりも分析の方に興味がある。

 
 
●柳家の人々
鎌倉、古民家風の邸宅に住む。祖父母の家とは隣同士で半二世帯住宅。優雅でお茶目な趣味人の血筋。
祖父:蛍丞(けいすけ)
 鎌倉を中心とする地主。いくつかの古民家やホールの賃貸オーナー。
 趣味で茶道教室を開いており、蓮二の茶道の師。美食家。骨董も嗜む。
祖母:千代(ちよ)
 華やかで明るいお嬢様。
 洋裁・和裁の腕は達人級で、華道も個展を開けるレベル。
父:鈴彦(すずひこ)
 あまり柳家の性格を受け継いでいない仕事人間。留守がち。公認会計士。バツ2。
 家族を愛していないわけではないが、態度に色々と問題がある。
 一人目の妻は蓮華の母(バー経営)、二人目の妻は蓮二の母(元同僚)。
継母:満美子(まみこ)
 蓮二とも蓮華とも血が繋がっていない。専業主婦。
 二人目の母(蓮華の実母)と離婚後、柳家で家政婦を務めたのが縁で結婚。これを機会に、柳家は東京から神奈川へ引っ越すことになった。
姉:蓮華/紅芙蓉(れんげ/べにふよう)
 姉。蓮二とは三歳差。母親が違う。
 学業特待生になれる才女かつ和文化マニアで、中学卒業と父親の再婚を機会に京都に行って舞妓になると宣言するが、反対されてもめる。計算高くてしたたかだが、ドジっ子属性もあり、情に厚い姉御肌な性格。
 その後、蓮二>弦一郎>紅梅>紅椿 の“つて”で、『花さと』の仕込みになる。

叔父:志信(しのぶ)
 箱根にて、家族でテニスコート付きのペンションを経営している。
 貸し別荘やキャンプ場なども別所にて経営。作家などもしているらしい。
 
 
切原 赤也(きりはら あかや)
身長168cm、体重61kg/O型/9月25日生まれ(天秤座)
 喧嘩っ早くて頭に血が上りやすいところなど、実は弦一郎と本質がかなり似ている。
 最速試合時間にこだわったり、誰かれ構わず「潰す」と言ったりなど、弦一郎が主に小学生の時に作ってきた黒歴史を(知らないのに)ことごとく踏襲するので、あらゆる意味で他人とは思えない弦一郎により、色々面倒を見られたり、怒鳴られたり、鉄拳制裁を受けたりしているかわいい後輩。
 精市は弦一郎が赤也を何かと構う本当の理由がわかっているので、弦一郎が赤也を怒鳴ったり殴ったりするたびにニヤニヤしている。時に遠慮無く爆笑もする。
 
 
丸井 ブン太(まるい ぶんた)
身長164cm、体重62kg/B型/4月20日生まれ(牡羊座)
 立海いちクールな、オトコマエ兄貴。
 高校でもテニスを続ける予定だが、立海大学の栄養学科にも興味が出始めている。
 
 
ジャッカル桑原(じゃっかる くわはら)
身長178cm、体重69kg/O型/11月3日生まれ(蠍座)
 立海イチの優しいイケメン。でもあくまで立海基準であることを忘れてはならない。
 テニス特待生。
 将来設計がしっかりしており、漠然とだが老後のことまでちゃんと考えている手堅いイケメン。
 
 
仁王 雅治(におう まさはる)
身長175cm、体重62kg/AB型/12月4日生まれ(射手座)
 中二病真っ盛りの詐欺師。将来のことについてけっこう悩んでいる。
 アダルトな雰囲気に見えるが、実は一番年相応な精神年齢の持ち主で、初恋もまだ。プリピヨ言って茶化しているが、根っこは真面目で繊細。弦一郎のことが苦手なのは、同族嫌悪もおおいにある。
 とりあえずまだテニスをやりたいので、立海の工業高校進学をやめ、立海大付属高校に進学することにした。
 
 
柳生 比呂士(やぎゅう ひろし)
身長177cm、体重64kg/A型/10月19日生まれ(天秤座)
 中二病真っ盛りのダブルスパートナーを生暖かく見守る紳士。蓮二と同じく、雅治と弦一郎の根が似ていることを見抜いており、両方と仲が良い。
 医者志望だが、テニスに本気になったぐらいで揺らぐ成績ではないので、高校でも変わらずテニスをやる予定。大学は立海でなく東京の医大。
 実は女性経験が一番多いが、紳士なので一度も下手こいたことはなく、紳士的にお付き合いしている。
 
 
榊 太郎
身長183cm、体重64kg/O型/3月14日生まれ(魚座)
 跡部家とタメをはる大金持ちで、なおかつ歴史や権力のツテは榊家の方が比べ物にならないほど巨大。
 独身貴族。有望な若者を支援することに生きがいを感じており、その一環として、氷帝学園中等部音楽教諭、男子テニス部顧問をやっている。
 しっとりとしたお座敷遊びを嗜むが、その道では未だ若輩扱い。
 舞妓や芸姑からは「太郎先生(たろセンセ)」と呼ばれている。
 
 
跡部 景吾
身長175cm、体重62kg/A型/10月4日生まれ(天秤座)
 氷帝学園中等部、男子テニス部部長。
 王様カリスマ跡部様。懐深く、面倒見の良いスーパーエンターテイナー。
 同じ部長同士の精市より、弦一郎と個人的な交流がある。紅梅とは小学生の時に紅椿のフランス公園で知りあい、それ以降、後援者として活動する。が、その仲は常に同じ師・榊太郎の下で張り合う同門同士という感じで、お互いにいけ好かなくて食えないと思っている。男女版の幸村と真田のような関係。
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